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エロいランジェリーの女達

第5章 薄ピンクの女

目が覚めると横に千子はいなかった。


でも、気配は感じる。


キッチンからスパイシーな香りが鼻を刺激した。


俺は服を着てキッチンに向かうとブカブカのTシャツにエプロンを身に付けた千子が鍋をかき混ぜていた。


俺は後ろから抱きしめる。


「千子、カレー作ってんのか?」


「あっ、お義父さん」


「千子、もうお義父さんはやめてくれ、俺の名前知ってるだろ?」


「謙一…謙一さん…」


嬉しくてぎゅうっと抱きしめた。


「お…謙一さん、苦しいよ」


そう言ったけどやめなかった。

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