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「由莉奈とか、和佳とか……気にしてくれんのは、ヤキモチ？」

むぅの言葉に、今度は蘭の顔がみるみる赤く染まる。


「あ、あああ、の、っ……」

顔を真っ赤に染めて吃る蘭。


(これって期待していいのかよ⁈ )

目の前の蘭の様子に、高鳴りを増すむぅの胸が摘み上げられるように痛む。


”ヘタレなむぅのせいで、俺も和佳ちゃんも前に進めないんだよ！”

先程の裕貴の言葉が頭の中をグルグル回る。

そして、涙を流す和佳の顔も…


ギュッ…むぅは拳を強く握った。



「蘭…っ…す、好きだ…っ‼︎ 」