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うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第2章 ひなたで叩いてやるよ

五月晴れの日曜日。

昼食を食べ終えた蘭は、ベッドに寝転びファッション雑誌を眺めていた。


心地良い春の陽気。

ポカポカと背中に当たる太陽光。



───気付けば蘭は、

いつの間にかウトウトと夢の世界へと誘(いざな)われていた。



「ちーっす」

階下から元気な声が聞こえ、トントンとリズミカルに階段を駆け上がる音が聞こえる。



「おい、蘭!」

ガチャッと無遠慮に開けられた部屋のドア。


「ふぇ~? むぅ?」

今だ夢の世界から戻れない蘭は、必死に半目を開いてその相手を確認する。


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