テキストサイズ

うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww

第13章 6月9日<誕生日特別編>

「女の子羨ましい♡」

三兄弟の母は、蘭の両親をリビングへと案内しながら、今更叶わない女の子ママへの憧れを零す。


「サイズ大きめだからむぅでも着れるよ? 着せる?」

「マジ? むぅ〜」

蘭の母親の言葉に、むぅの母親の目がキラキラと輝く。

先程までむぅが遊んでいたリビングを振り返れば、

「あれ? むぅは?」

リビングのソファーには、長男とぉだけが座っていた。


「蘭と音羽とオモチャ部屋行ったよ」

ゲーム画面から目を離す事なく答えるとぉ。

(タイミング良く逃げたな)

チッ…
むぅの母親は小さく舌打ちした。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ