テキストサイズ

不良君達のお気に入り!?

第2章 不良君との再会

可奈ちゃんに、全部話した私は大満足。




「ね?面白い人達でしょ?それに、皆イケメンだったんだよ!」




だけど、可奈ちゃんからの反応は何も無い。




不思議に思い、可奈ちゃんの顔を覗き込むと、何故か可奈ちゃんの顔は真っ青だった。



「大丈夫?可奈ちゃ「詩音!」



ガシッ!



物凄い勢いで、私の両肩を掴む可奈ちゃん。




痛いんですけど・・・・・・・




「もう2度と、その人達と会っちゃダメだからね!」



余りにも凄い形相の可奈ちゃんに、思わず笑ってしまいそうになる。



でも、ここで笑ったら絶対怒られるから我慢!



「わかった!?詩音」



「うん・・・・・でも何で会っちゃダメなの?」




「何でも!」



その後も「会っちゃダメよ?」「わかった?」としつこく聞いてくる可奈ちゃん。



「もう分かったって!ただ怪我の手当てをしただけだし、連絡先も知らないから、会う事なんてもう無いよ」




「ほら、学校行くよ?」と先に歩き出した私の耳に、「だと、いいんだけど」と言う可奈ちゃんの言葉は届かなかった。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ