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不良君達のお気に入り!?

第5章 不良君と動き出す陰

「今日は、この前話した通り転入生が来ている」



担任の「入れ」と言う言葉と同時に、扉が開き男の子が入って来た。



「久留米 雄大(クルメ ユウダイ)です」



可愛い笑顔を見せ、頭を下げる久留米君。



幼い顔つきのせいか、同い年には見えない。



「久留米
篠崎の隣が空いているから、そこに座れ」



担任が私の隣を指さす。



それに久留米君は「は~い」と答えた。



私の隣の席に座り「ヨロシクね」と可愛く笑う久留米君。




「こちらこそ、ヨロシク」



笑顔で返すと、「ねぇねぇ」と私の制服を引っ張た。



「僕、まだ教科書を貰ってないんだ、一緒に見ていい?」



「もちろん」



「わぁい!ありがとう」



ニコニコと笑いながら久留米君は机をくっ付けた。




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