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快感に溺れる

第1章 ドン底

「儚い?…俺では、分からないな。」

鼻で少し笑いながら彼は言いました。

乙女心ってやつが分からない人もいらっしゃったとは…残念です。


私はデスクのところに大量のミスプリを置いて浅く座ると、つい、ため息が漏れてしまいました。

「悲しかったか?忘れたいか?」

「忘れたい。忘れさせて…」

涙がボロボロと流れてきた。

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