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地下病棟の秘密

第10章 ご主人様の夢



絢子「祐樹さん、そろそろ…」

祐樹「わかった」

アリス「…」

祐樹「大丈夫、優秀な先生が手術してく
れるから絶対成功する」

アリス「うんっ…」

祐樹「それに約束しただろう?元気にな
ったら…」

アリス「そうだね」

祐樹「よし、じゃあ行こう」


明日の手術に備え
特別診療科から外科へ移ったアリス

ギリギリまで不安そうな顔をしていたが
祐樹の言葉で迷いや不安は
吹っ切れたようで
元気そうに
特別診療科から外科へと
旅立って行った


祐樹「…」

絢子「約束って何ですか?」

祐樹「えっ?」

絢子「さっきそう言ってたから…」

祐樹「気になります?」

絢子「別に無理には聞きませんけど」

祐樹「…」

絢子「祐樹さん?」

祐樹「俺と彼女との秘密です」

絢子「…」

祐樹「さっ、仕事に戻りましょう」

絢子「そうですね」


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