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地下病棟の秘密

第12章 本当の気持ち



祐樹「おはよう」

絢子「…あぁ…おはようございます」

祐樹「何かあった?」

絢子「えっ?」

祐樹「なんか元気ないから」

絢子「昨日…ちょっと飲み過ぎちゃって
でも大丈夫ですから」

祐樹「あっ、兄さん」

涼「…」

絢子「…私、田畑さんの様子見に行って
来ますね」

祐樹「絢子さん?」

絢子「…」

涼「…」


昨日の今日では
涼と顔を合わせるのが辛くて
入れ代わるように絢子は自分が担当する
患者さん
田畑の病室へ向かった


絢子「田畑さん、おはようございます、
気分は…!?」

田畑「100…回と…」

絢子「田畑さん、また筋トレして…入院
長引きますよ」

田畑「これくらい平気だって」

絢子「ダメです」


肉体派の田畑
入院中は体が鈍るからと
隙を見ては腹筋運動などをして体を鍛え
ている
今のままでも十分完璧な体なのに
満足してないようだ


絢子「今は体を休めないと」

田畑「はいはい」


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