
地下病棟の秘密
第15章 嵐の予感
莉緒「そっか、患者と看護師ってだけで
二人は恋人なんだ、そっかそっか」
目の前の光景に驚きながらも
二人が恋人同士ならなんの問題はない
勝手に想像し勝手にそう
解釈した莉緒
だけど…
莉緒「でも病室では…」
田畑「お嬢さん、覗きは良くないよ」
莉緒「あなたは?」
田畑「入院患者の田畑です」
莉緒「入院患者…じゃあ橋本絢子って人
知ってますよね?」
田畑「橋本さんは俺の担当だけど」
莉緒「私、妹の莉緒です、お姉ちゃんに
会いに来たんですけど忙しいみたいで会
えなくて…」
田畑「じゃあ病室で待ってる?夕方には
巡回に来るはずだから」
莉緒「いいんですか?じゃあそうさせて
もらいます」
絢子に会う為
田畑の病室で待つ事にした莉緒
だけど莉緒には絢子に対するある思惑が
あり…
莉緒「一人部屋なんですか?」
田畑「この科は一人部屋しかないよ」
莉緒「どうして?」
田畑「隣でいきなりエッチが始まったら
ヤバいでしょう?色々な意味で…」
莉緒「あぁ…」
