
地下病棟の秘密
第17章 家に招待されて
アリス「こんな風に走り回るなんて絶対
無理だと思ってた」
祐樹「そうだね」
アリス「でも人間、目標をたてて必死に
なれば大体の事は出来るからね」
祐樹「う…うんっ…」
アリス「?」
祐樹「…」
無意識にしているのか
アリスは祐樹の腕に触れてきて
髪が揺れる度、シャンプーのいい香りが
祐樹を誘惑した
祐樹「…」
アリス「祐樹、顔赤いよ」
祐樹「えっ!?」
アリス「もしかして期待してる?」
祐樹「別に期待なんか…!?」
アリス「私はしてるよ」
祐樹「アリス、ちゃ…ん…」
アリス「…」
胸を強調するように
祐樹の腕に抱き着いたアリス
言葉にはしていなかったがアリスが今
何を求め
何をしてほしいのか
祐樹は十分にわかっていた
祐樹「…」
アリス「覚えてるでしょう?あの時した
約束…」
祐樹「…うんっ」
アリス「…」
