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地下病棟の秘密

第17章 家に招待されて



アリス「あの頃より胸も少しは大きくな
ったんだよ」

祐樹「本当に?」

アリス「うんっ、だけど…」

祐樹「アリスちゃん?」

アリス「…」


手で胸元を覆い
何か隠そうとしているアリス
最初は単に恥ずかしがってるだけかと
思ったが
指の隙間から
あるものが見えた

それは…


祐樹「傷、気にしてるの?」

アリス「…だって」


隠していたのは
胸元にある手術跡だった
今は医療も発達し時間と共に傷跡は小さ
くなる
完全に元通り
とはいかなくても…


アリス「引かない…でね…」

祐樹「俺は医者だよ」

アリス「そっか、そうだったね」


祐樹の言葉に安心したのか
アリスはゆっくり腕を下ろしていった


アリス「…」

祐樹「綺麗だよ」

アリス「お世話言わなくてもいいよ」

祐樹「お世話なんかじゃないよ」

アリス「…だって」

祐樹「触ってもいい?」

アリス「あっ」

祐樹「…」


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