テキストサイズ

地下病棟の秘密

第22章 選んだ道



絢子「ぅぅぅぅ…」

高戸「ごめんね…無理させて…」

絢子「平気」

高戸「ありがとう」

絢子「好きな人の為だもん」

高戸「そうじゃなくて…その…俺を選ん
でくれて」

絢子「うんっ」

高戸「…ありがとう」


高戸を選んだ事
絢子は少しも後悔していない
それどころか高戸を選んで良かったと思
っている
涼を選んでいたら
また別の幸せがあったかもしれない
だけど…


絢子「…ありがとう」

高戸「絢子?」

絢子「他の誰でもなく私を選んでくれて
ありがとう」

高戸「うんっ」

絢子「ありがとう、大好き」


絢子は涼とではなく
高戸と生きていく道を選んだ
色々あったけどこの先にはきっと幸せな
未来がある


そう信じて…


(完)


ストーリーメニュー

TOPTOPへ