地下病棟の秘密
第5章 再会
絢子「…!?」
涼「おはよう」
絢子「…おはようございます」
翌日
何事もなかったように
平静に絢子に話しかけてきた涼
ここは病院
周りの目も気になるし
あまり変な態度はとれず普通に返事はし
たが…
涼「祐樹の事、これからも仲良くしてあ
げてね」
絢子「…それは無理です」
涼「もしかして昨日の事気にしてるの?
だったら」
絢子「そういうわけじゃないです…ただ
この科で働いてる限り男の人と付き合う
のはちょっと…」
涼「それじゃあ一生一人だよ?」
絢子「別にいいです…」
涼「…」
先輩看護師「天野先生、大変です、急患
の患者さんが…」
涼「急患?うちの科に?」
絢子「…」
特別診療科に
急患が来る事は基本ない
今いる患者さんは他の科や病院から移動
して来る
だけど何故か特別診療科に急患が
その人物はなんと…
涼「祐樹!?」
祐樹「痛っ…あ、兄さん…」
絢子「!?」
急患は祐樹だった