
地下病棟の秘密
第8章 弟の苦悩
祐樹「…」
絢子「…うっ…うんっ」
手と手を触れ合い
軽く唇を重ね合わせた二人
涼の時とは違う
感触も気持ちも後味も
何もかもが違う祐樹とのキスだった
祐樹「…ごめん」
絢子「どうして謝るの…」
祐樹「弱みに付け込むみたいで」
絢子「…いいよ」
祐樹「仕事だから?」
絢子「…うんっ…平気…だから…」
祐樹「…ありがとう」
絢子「ンッ」
太ももを撫でられながら再び
キスされた絢子
そのキスは
さっきのキスとは違い
息をするのも苦しいほど長く激しいキス
だった
絢子「ンッ、ん…んぅ…」
祐樹「絢子…さ…」
絢子「んっ!!ぁ、待っ…てぇ…」
祐樹「待てない」
絢子「!?」
遠慮がちに太ももを撫でていた手は
スカート、下着へと移動し
その中心を…
絢子「待っ…ここ外…だから」
祐樹「俺は平気」
絢子「俺はって…でも私…は、あ…」
