地下病棟の秘密
第8章 弟の苦悩
涼「…そうか」
祐樹「そうかって…それだけ?他になに
か言う事」
涼「悪い、まだ仕事があるんだ」
祐樹「わかった、ごめん…」
涼「…」
数日後
祐樹は退院した
と言っても同じ病院で働いてる為
病院内で祐樹に会う事は何度かあった
だけど…
祐樹「今日からこちらでお世話になりま
す、天野祐樹です」
涼「祐樹は僕の弟、最近まで特別診療科
に入院してたから知ってるよね」
看護師①「お世話になるって事は私達と
一緒に働けるんですか?」
看護師②「天野兄弟と一緒の科で働ける
なんて感激」
祐樹「あ…よろしくお願いします」
絢子「…」
誰が決めたのか
祐樹が退院した直後に
祐樹は特別診療科へ移動になった
入院中から
祐樹は将来有望、イケメンと人気があり
一緒に働ける事をみんな
喜んでいたが…
絢子「まさか一緒に働く事になるなんて
神様のいじわる…」
涼「…」