テキストサイズ

未成熟の誘惑

第4章 caseふゆ

「誰を待ってるんだい、ちあきい」



「待ってない。迎えに来たんだ」



「ちあきい。この国は終わりだよ。みを流行らせただろう?」



「それは本意じゃない」



「にしし。ちあきいは嘘が下手だ」



「うるさい」



全力でアッパーを放つ



ネズミは綺麗な放物線を描いて吹っ飛ぶ



私、こんなに力あったっけ



フットワークをとる



足並みと呼吸を整えて目前の敵を見据える



「なにするさ、ちあきい」



「戦争だよ。私とあんたの、いや」



飛び膝蹴り



「みの」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ