
希望という名の妄想小説
第4章 これって二股…?
「~で、あるからして~主人公はこの時…」
午後一の授業、クラスの皆の眠気はピークに達する時間…
あたしの意識は誰よりも冴えわたっているだろう。
「ははっ、そんなビクビク震えてっとばれるかもよー?」
原因は、小声でささやくこの男。
こいつは、隣の席の佐々木。
チャラチャラしている見た目に合わせ、やっぱり中身もチャラ付いてるうっざい奴だ。
そんな佐々木にいったいあたしが何をされているのかというと……
ヴヴヴ―…ヴヴヴ
「っ、ハァハァ」
「気持ちよさそうにしちゃって、まあ。」
それは、あたしの中でうごめいているピンク色のローターが大いに関係している。
