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嘘でもいいから

第11章 想いの迷宮~想side~

優花は妹だ…
妹として愛しているんだよな?

それに俺は
今の優花の何を知ってるっていうんだ。
恋愛迷子中とか言ってたけど…
こんなに可愛くていい子なんだ。
周りの男が放っておく訳が無い…


「優花ちゃんは?
恋人は長いこといないの?」


「4ヶ月くらい前かな…
彼の部屋に行ったら、親友が彼と…
ベッドの中にいたんです。
初めてできた彼氏で…」


なんて野郎だ。
可哀想に…

複数の女たちに
自分が今までしてきたことは棚に上げ
俺ははらわたが煮え繰り返っていた。


「あ、でも…昨日
告白されたんですよ?
一番人気のある営業さんで…」


そうか、やっぱり…
と思いつつもなぜかやたらと心が騒ぐ。

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