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君以外見えない

第3章 好き…?

「私、いや俺は…見た目は女の子だけど…中身は男なんだ」

祐希がキョトンとして見つめてくる。

そのまま続けた。

「だからグループにも溶け込めなくて…悩んでたんた。」

「ばかっ。」


一瞬しんとする。


祐希がゆっくり話始めた。
「なんで!なんで今まで隠してたの!?



なんで…一人で抱えるの?」

彼女は泣いていた。
その涙は
私にとって
美し過ぎた。

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