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巫女と狐と神様と

第1章 巫女

ザッザッと箒で落ち葉をかき集める音が、神社の境内に響く。



何か、掃除って好きだな...。綺麗になっていくのを見てるのが、気持ちいいから。



「悠香(ゆうか)~!もう箒良いわよ。そろそろご飯にするから。」



「...もうちょっと......!」




返事を返してから、私は再び落ち葉を集めることに神経を尖らせた。

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