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気持ち

第12章 『ふたり』と言う名の孤独

雨は嫌いだ
貴女の泣いてる顔…
思い出すから

今、泣いてないよな?
ダキシメタイケド、ダキシメラレナイ

雨は嫌いだ
貴女の震えてる後ろ姿…
思い出すから

今、震えてないよな?
アタタメテヤリタイノニ、アタタメテヤレナイ


雨は…嫌いだ…

お願いだ…
ひとりに…なるなよ?

電話する
出て、くれよ?

twurururu………

『もしも~し(笑)』

元気な貴女の声
安心したよ

「もしもし、暇だったから電話した(笑)」
ウソツケ、キガキジャナカッタクセニ…
スナオジャナイナ…オレモ…

『…寂しかったんでしょ?(笑)でも…嬉しいよ♪声聞けて』

嬉しそうな軽やかな声
図星…
そう、俺が寂しかったんだよ

「そうだよ(ムカ)声聞きたかったんだよ(テレ)でも、元気で良かったよ(笑)」
アナタノマエデハ、スナオニナロウ…

『…ありがとう、嬉しい…貴男も…元気で、良かった…』

な、泣くなよ(アセアセッ)

『泣いてないよ~だ(笑)』

クスクス笑い
騙された……

「…元気なら、いい。元気な声聞けたから、俺も嬉しいよ」
マイッタナ…オレガゲンキヲモラッテル

自然と口元がほころぶ
笑みが浮かぶ

逢いたい…
マジで貴女に逢いたい

あっ、雨が上がった
貴女の笑顔が浮かぶ…

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