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気持ち

第31章 織り姫と彦星

こんなにひとりの人
想い続けたのは初めて。

「織り姫と彦星みたいだね。
逢いたくても逢えない…
遠すぎるよ、何もかも。」
『でも出逢えたよ、
俺の織り姫。
逢えなくても、声は聞ける。
何時か、必ず逢えるよ。』

そうなるといいね。
笑顔で貴男に逢いたいよ。

…約束は果たされないまま
時間だけが過ぎ去る。

今はもう
貴男は遠い存在。

私の想いだけが
空から流れ堕ちる。

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