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星も、パンも

第8章 星は…嬉しくて泣く…

「博…実―――…

もっと…もっと――――…
言って…“好き”って――」




ちゅっぷん―――――…





「―――――――…え?」


石丸の舌が…俺の舌から…


少し離れ――――ささやく…



近距離で…唾液の糸で繋がる…二人











「―――――――好きだ…
好きだ…





好きだ――――――――…」






俺は…何度も…何度も―――…




舌を絡めながら…囁く…





石丸の瞳の中に写る自分は…




すげぇ…不安そうな表情なのが見えた―――…









「ミー…君…





――――――嬉しい……


嬉しいよ―――――……」







そんな事…聞くと…


石丸の…瞳の中の俺は…






また――――――――…




勘違いして――――――…




微笑んでしまうんだ―――…






“嬉しいよ”が―――…




“嬉しい”…







石丸は、 また俺を抱き寄せると…



さっきよりも……
強く、深く…口づけをする―…




「ぷぁ!あっ……んっ…」



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