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星も、パンも

第11章 星は、不安を力にする…

松本剛が――――…俺を見て…




微笑んだ―――――…?




松本剛が近づいてくる―――…!




でも―――――…距離を縮めて行くにしたがって…



松本の瞳は……輝きが半減し…





“あ?間違った――…”




って……表情が変わったのが解った…





誰と勘違いしたんだよ――――…






胸くそ悪い…




そんな…俺を察したのか…


石丸が間に入り――――…


俺を背中に隠した…






あの…キラキラした笑顔……

俺でない誰かに向けた笑顔…

あんな笑顔されたら……



相手は嬉しいだろうなぁ…








…俺の視界には…石丸の背中…



石丸は、松本剛と話をしているが…

撮影中だ…普段より小声の会話……




内容は、聞こえなかった…



だからか…



胃が――――…重い…




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