テキストサイズ

星も、パンも

第12章 ナイトは、遇者を装う…

だから……
全て受け入れようと――――…



決めたんだ――――――…



だから…だから――――…




ヤー君が――…演技のためにキスをしたい…って言ったとき…









「いいよ……」





と…受け止めた――――…


一応…人目を避けて…物陰に隠れてキスをすることにした…



向かい合うように…ヤー君を膝の上に乗せ…


抱き締めた―――――――…



キスの経験や…それ以上を経験している俺は―――…


子供のキスに…何も感じるはずなかった―――――…








いつも冷静なヤー君の…恥ずかしがる一面を見てみたい……



少しだけ…
魔が差したのは事実――――…



ヤー君の瞳は―――…



冷めた…寂しい瞳になる――…






「ヤー君…
ホントに―――…いいの?」




再度…確認―――――…




しかし……俺を見つめるヤー君の目は――――…



まっすぐで―――――…







俺から――――――――…




ヤー君に…



キスをしていた――…






ストーリーメニュー

TOPTOPへ