星も、パンも
第17章 星はナイトの腕の中
石丸の―――――――…
告白に…
苛立ちもあったが――――…
それよりも…
なによりも――…
嬉しかった――――――…
俺は―――――…
体の力がスーっと抜け…
石丸の胸ぐらを掴んだまま…
病室のベッドに…崩れた…
チクショウ…
怒りで…点滴引っこ抜いて…石丸に針先…投げつけちまった…
…腕…痛て〜……
石丸って―――――――…
俺と…似てるのかな…?
俺は…石丸の泣き顔に――…
キスをした――――――…
「ミー君……」
「…石丸――――…俺は…
石丸に必要として欲しかったんだ――――――――…
ヤ太郎を好きなんだと…ズーッと思ってたから――…」
石丸は…俺を強く抱き締めてくれた…
「本当に…ゴメン…
ハッキリ言えれば―――…良かったんだけど…」