星も、パンも
第20章 流星群は…可能性を抱く
愛想笑いとか…しなくていいから…
この世界で…一緒に仕事をしてみたい―――――…って、博也が母親に電話をしている姿を見て…
正直思った――――――…
雑誌の取材と撮影を終えて…
ドラマの集合に間に合わせて向かうと―――――…
監督と、脚本家と原作者で会議中らしく…
スタッフと出演者が待機中だった――――――…
「マネージャーさん…何待ちっすか?」
「…さぁ…朝早くから…この調子だって―――――…
時間は…微妙だよね――…
剛…新曲の振り付け…まだでしょ?
今日―――…レッスンはいってるよ?間に合うかな?」
「…曲と、振り付け――…今、覚えるよ―――…始まりそうになったら声かけて影にいるから…」
俺は、待ちの間――――…
曲と、振り付けを覚えるために…スタッフゾーンから離れた…