星も、パンも
第20章 流星群は…可能性を抱く
「博也の事は…
俺が支えたいし…支える!
石丸さんが…ヒロさんを…支えてきた様に――――…
それに…俺は、二人が全くの別人に見える!
同じ背、同じ顔、同じ声…でも!
博也は博也…
博実は博実!って――――…
あいつを好きになればなるほど思うんだ…
だからさ…ヒロさんは…ヒロさんで幸せになって…いいんじゃね〜の?
博也は博也で…幸せになるんだから――――…」
白川ヒロは…
顔を真っ赤にしていた…
石丸さんを奪った罪悪感が…まだ…燻っていたらしく…
目を閉じて…うん…って頷く――――…
これで鎮火したとは思わないが…
消火されるのも…時間の問題かも―――――…