星も、パンも
第23章 流星群は、腕を掴み…
「――――…全体的に…切ない物語だな…」
博也の視線を感じた―――…
「あぁ…だからかな…
ヒエイが…
お前とダブって見える――…
でも―――…最後のシーン…
未来が有る…終わり方をしそうじゃないか?」
俺は、博也の視線を笑顔で返す…
「…ラストって決まってるんじゃ―――――…?」
「演じ方一つで―――…ラストは変えられるし…
視聴者のラストへの解釈をも変えられる…
ラストは…まだ―――――…
撮影していないからな…」
博也の…綺麗な瞳が―――…
大きく見開いた…
そう――――――…
その目…
……何かを感じたんだろ?
なぁ…博也――――――…