星も、パンも
第28章 最終章・パンは流星群の夢を見る
「…博也?どうした?」
目を開くと―――――…
松本が…目の前にいた――…
「―――――…あ…」
俺は…
天秤の傾くのがわかった―…
3年後…
松本の隣で…笑っている…
5年後…
松本の側で…笑っている…
7年後…10年後…
俺は…松本と――――…
この世界で…
「なぁ…剛――――…
10年後…お前は何をしてる?」
松本は、ん〜っと考え…
「10年後も…博也の隣で笑ってる―――――…かな?」
そう言うと…
スタッフに呼ばれた松本は…
照れた顔で……カメラの前に走って行った――…
「////バカ…やろ…う…」
俺は―――――――…
決めた――――――――…
もう一度…
星の世界で―――…
道を見つけると――――…