無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

俺は、一人――――…


控え室で…


考える――――――…




どうしよう…


石丸さんにも…

ミー助にも聞けない…




監督は？

いやいや！

………デリケートな話だ…

尚更…聞けない…




「はぁ……」



コンコン…



控え室のドアを誰かがノックする…



スタッフか……？




「博也…？大丈夫か？」




控え室のドアが開き……



松本が顔を出した…




「…剛―――――…」



松本は、控え室に入ると…


手にしたお茶を俺に渡す…



「ど〜した？今日の撮影…

何時より表情が固かったぞ？」




くそ……バレないようにしてたのに…




「…気のせいじゃないか？」



俺は、お茶を飲みながら…松本から目をそらす…



「気のせいじゃね〜よ…

何時も見てんだ……
ちょっとした変化も、俺は見逃さねーよ」