星も、パンも
第28章 最終章・パンは流星群の夢を見る
「おい!
!ヤ太郎!オイってば!」
「え…何?」
ヤバイ…ついて行けない
「“何?”じゃね〜よ!
俺の休業電波キャッチしたんじゃねーの?」
え…あれ?いや―――…え?
「はぁ?博也は、そっちじゃね〜のを心配してんだよ!
石丸さんと白川ミヒロが…別れたのかも!?って…一人で悶々と考えて落ち込んでたんだよ!」
「はぁ?////つーか……
何それ―――…俺が、石丸と離れる訳ね〜じゃん…
生活力ゼロだぞ、俺!
ニューヨークで一人でなんて無理だから!」
「ミー助!ニューヨーク?」
やっと大きい声が出た!
休業して…ニューヨークに…行くのか…?
「ああ!
俺!映像の勉強に、ニューヨークに行く!!」
俺は……驚きのあまり……
目が…チカチカしてきた…