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みやびのエッチな日記(風小説)

第14章 7月27日 はじめての

「私ね、みやびっていうの、
ほら、言ってみて」

みやび、と名乗った女は
愛らしくほほ笑んだ。

その、場にそぐわない言葉と
表情に男は更に恐怖を強くする。

本能的な恐怖、話が通じない。

話が通じない相手だとしても
会話で意思疎通を図るしかない
という諦めを一瞬で理解する。

「何言ってんだよ頭おかしいだろ!
つかいい加減離せよ!

さっきっから大声出してんだ、
誰か来るぞ!

そしたらお前だって捕まるんだぞ、
わかったら離してくれ」

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