君の隣の相棒さん、
第37章 透明の恋(大)
目が覚めたら目の前には真っ白い天井。
ふと横を見れば眼鏡にオールバックの男性が私を見ていた。
────時は遡ること一時間前…。
早朝、目が覚めたらディスクに広がる資料の山に今日も私は徹夜をしたことを思い出させる。
実際、睡眠時間は三時間。
少量の食事と飲み物、備え付けのシャワールームに行ってまた一課に戻って来るという三日間の徹夜を繰り返していた。
朝早い一課にはまだ誰も来ていない。
私は眠い目を擦りながら自販機まで珈琲を買いに行ったのだけれど、その途中であの人・大河内主席監察官とバッタリ合った。
『ぁ、おはよう御座います‥』
「おはよう御座います」
挨拶を交わして大河内さんと擦れ違ってからすぐのこと、突然襲う目眩に私は思わず壁に手をつく。
次の瞬間には目の前が真っ暗になって膝から崩れていた…。
その時、身体を支える腕の感覚があって、それが大河内さんだったことは意識が途切れる少し前の声が教えてくれた。
「おい!しっかりしろ‥ッ!」
────そして、今に至る‥‥。
ふと横を見れば眼鏡にオールバックの男性が私を見ていた。
────時は遡ること一時間前…。
早朝、目が覚めたらディスクに広がる資料の山に今日も私は徹夜をしたことを思い出させる。
実際、睡眠時間は三時間。
少量の食事と飲み物、備え付けのシャワールームに行ってまた一課に戻って来るという三日間の徹夜を繰り返していた。
朝早い一課にはまだ誰も来ていない。
私は眠い目を擦りながら自販機まで珈琲を買いに行ったのだけれど、その途中であの人・大河内主席監察官とバッタリ合った。
『ぁ、おはよう御座います‥』
「おはよう御座います」
挨拶を交わして大河内さんと擦れ違ってからすぐのこと、突然襲う目眩に私は思わず壁に手をつく。
次の瞬間には目の前が真っ暗になって膝から崩れていた…。
その時、身体を支える腕の感覚があって、それが大河内さんだったことは意識が途切れる少し前の声が教えてくれた。
「おい!しっかりしろ‥ッ!」
────そして、今に至る‥‥。