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君の隣の相棒さん、

第38章 冷たい瞳(伊※)

『大丈夫ですか…?』


「ちょっと、やり過ぎた…っ」



俺の苦笑いに明日のことを考えた彼奴が少し申し訳なさそうな顔をした。
心配性の彼奴を考えるとそんな表情もなんだか愛しく感じて、俺は思わず髪を乱暴に撫でた。



「んな顔すんな。心配ねえーよ」


『ん‥はいっ』



そう言って頷いた彼奴の眼差しからはとても温かく、優しいものを感じた。






(冷たい瞳)
(見据える先には、熱い銃口)

(それは時に、優しさを秘めている)


END

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