
君の隣の相棒さん、
第46章 午前0時の手帳と彼と、(伊)
午後11時。静まり返る捜査一課。
忘れ物を取りに戻った私。真っ暗な一課にぽつんと明かりが一つ。
私の隣のディスクは伊丹さんだ。
残業かな、なんて思いながらそっと近付くとディスクに突っ伏して眠っている伊丹さんの姿がそこにはあった。
『伊丹さん‥』
試しに呼んでみる。返事はない。相当深く寝に入っているみたいだ。
忘れ物の手帳を自分のディスクの上に見つけて隣に座ると何気なく手帳を開いてみる。
その手帳は日記のようなもので、事情聴取ほか、色々な事が書いてあるわけだけど…
『伊丹さんに見られてない‥よね?』
そう思う理由は、この手帳に伊丹さんのことも沢山書かれているから。
無造作にディスクに置いて帰ってしまったからもしかしたら、と脳裏に不安の二文字が過った。
『‥‥やっぱり言えない。好きなんて言えない…』
一人呟く私はふと、伊丹さんを見る。
椅子の背凭れにかかっている上着を背中にかけるとまた座り直して伊丹さんの寝顔を見た。
忘れ物を取りに戻った私。真っ暗な一課にぽつんと明かりが一つ。
私の隣のディスクは伊丹さんだ。
残業かな、なんて思いながらそっと近付くとディスクに突っ伏して眠っている伊丹さんの姿がそこにはあった。
『伊丹さん‥』
試しに呼んでみる。返事はない。相当深く寝に入っているみたいだ。
忘れ物の手帳を自分のディスクの上に見つけて隣に座ると何気なく手帳を開いてみる。
その手帳は日記のようなもので、事情聴取ほか、色々な事が書いてあるわけだけど…
『伊丹さんに見られてない‥よね?』
そう思う理由は、この手帳に伊丹さんのことも沢山書かれているから。
無造作にディスクに置いて帰ってしまったからもしかしたら、と脳裏に不安の二文字が過った。
『‥‥やっぱり言えない。好きなんて言えない…』
一人呟く私はふと、伊丹さんを見る。
椅子の背凭れにかかっている上着を背中にかけるとまた座り直して伊丹さんの寝顔を見た。
