君の隣の相棒さん、
第49章 愛を絞める(神)
※神戸、病み注意。
二人きりの車中。首筋に冷たい感触。
恋人の指先が彼女の白い肌に滑らされて、いつものことなのに少しだけ恐怖の色を見せてしまう。
その反応を見た恋人は楽しそうに笑って、彼女の綺麗な顔に冷たい視線を送る。
「うん、可愛い‥」
『かん、べ…さん‥‥っ』
端正な顔に笑みが浮かべられるとその手に力が込められる。
彼女は押し倒された拍子に息をするのを忘れたように神戸を見上げて、神戸は口元に笑みを浮かべながらその白い首筋を両手で優しく締め上げる。勿論、加減はされている。
「好きだよ‥?愛してる」
『わた‥し、も…っ』
彼女の言葉に満足気な神戸は首筋に指先をなぞらせると深い深い口づけを送る。
────その彼女の頬には一筋流れるものがあったことを、暗い車中で神戸以外知るものはいない。
(愛を絞める)
(もっと絞めて。もっともっとその哀を、)
二人きりの車中。首筋に冷たい感触。
恋人の指先が彼女の白い肌に滑らされて、いつものことなのに少しだけ恐怖の色を見せてしまう。
その反応を見た恋人は楽しそうに笑って、彼女の綺麗な顔に冷たい視線を送る。
「うん、可愛い‥」
『かん、べ…さん‥‥っ』
端正な顔に笑みが浮かべられるとその手に力が込められる。
彼女は押し倒された拍子に息をするのを忘れたように神戸を見上げて、神戸は口元に笑みを浮かべながらその白い首筋を両手で優しく締め上げる。勿論、加減はされている。
「好きだよ‥?愛してる」
『わた‥し、も…っ』
彼女の言葉に満足気な神戸は首筋に指先をなぞらせると深い深い口づけを送る。
────その彼女の頬には一筋流れるものがあったことを、暗い車中で神戸以外知るものはいない。
(愛を絞める)
(もっと絞めて。もっともっとその哀を、)