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君の隣の相棒さん、

第9章 笑顔が素敵な彼、(芹)

捜査一課に新人がやって来た。
しかも女の子。一課に花が加わって、少し雰囲気が和らいだ。


今日はそんな彼女と、先輩たちと二手に別れて張り込みをしていた。


ふと彼女を見ると、少し不安そそうな顔をしているのが見えた。


「緊張してる?」


『え…あ、はい。少し‥‥』


「大丈夫っ。俺も先輩たちだっているんだからさ。肩の力抜いて、リラックスリラックス」


『芹さん‥‥はいっ!』


あー、ヤバい。心臓ヤバい!
ニッコリ笑いかける彼女に俺はそっと親指を立てた。


その時だ。
先輩の無線で犯人が此方へ向かったということで、俺と彼女はが飛び出すとそこには確かに追っていた犯人がいた。
しかも、手にはナイフが…。

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