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仮彼氏。

第1章 疲れた。


「俺、神谷さんのことが好っ…!」
「ごめんなさい」



本当に、男って馬鹿。



「まだ最後まで言ってな…」
「とにかくあなたとは付き合えません

さよなら。」



本当に、男ってめんどくさい。



彼氏なんか欲しくないし、今一番重要なのは勉強

“大学受験”

来年に控えたそれが、今の私の心の九割を占めている

なのに…



「俺、諦めませんから…!!」



男っていう生き物は、私の邪魔ばかりするみたいだ



「諦めて。」



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