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「あ、向島だ」

梨佳が指さす先には、確かに銀がいた


「銀！」

「…？」

名前を呼ぶと、銀がキョロキョロして私たちに気づいた


「…おはよ」

「おはよ…！」

銀の視線がすぐに順位表に向く


「賭け、勝ったよ！」

「…あぁ」

やっぱリアクション薄いな…


「何要求する？」

「変なのはやめろよ！」

優が銀の肩を掴む
変なのって…


「…後で千晴と決める」

「…分かった」

私と、か…
なんか嬉しい……


「じゃあ教室行くか！」

「うん！」