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バッグから小さい、けれど独特なオーラを放つ箱を慎重に取り出す

パコッという音とともに開いたその箱の中にあるのは、ダイヤの指輪


…そう、梨佳に渡すはずだった婚約指輪



「はぁ…」

ゴールの一歩手前で思いっきり転んだ感じ


「…でも、まだ終わってない」

現に目の前には世界一愛しい彼女が眠ってるわけだし？

諦めるな！男だろ！倉内優！！



「…これでよし！」


あとは、梨佳次第──