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手探りな絶望

第2章 派遣

別棟のドアを閉め
俺は試験課へと
向かった


……


な〜んか
引っかかる…


さっきの佐々木さん

見たことが
…あるような…




なんだか
モヤモヤして
気持ち悪い



佐々木さんの
あの態度と

俺の中の


うっすらとした記憶…




『すみません…』

俺に
謝った時の…声…




『す、すみません…』




佐々木さんの


あの……声……






「あぁっ!!」








あの声は

あの時のっ!

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