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手探りな絶望

第10章 絶望

それから
冬実は黙ったまま

見慣れた
外の景色を見ていた



父親の柴田が
この道を走るのは
…久しぶり



心を患う
元、妻であり
冬実の母と会うのも

数年ぶりなのだ









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