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手探りな絶望

第11章 千夏


あの日

いつものように
教室に入ると
俺はすぐに
机の中に手を入れた

千夏からの
手紙が入ってるはずだったからだ



でも
その日
手紙は入ってなくて…
千夏は
その日から
学校に姿を見せなくなったんだ



それから
数日後の日曜日

千夏から

電話がかかってきた



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