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手探りな絶望

第13章 手紙



「ごめんね冬実」



「え?」



「色んな事
話しちゃったね」



「いいの

うれしかったよ
お母さん」



「なにが?」




「お母さん
誰にも話せなかったんでしょ?

ずっとずっと
心の中に
しまい続けてたんだよね?


もう
なんでも
話していいから




なんでも
聞くから」





「・・・ありがとう

冬実・・」



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