手探りな絶望
第3章 接近
店の中に入ると
俺は、さっきの
佐々木さんの電話の様子が
気になりはじめた
ちょっと
強引に誘いすぎたかな…
ホントは
用があったのかも。
そんなことを
考えていると
佐々木さんが
店に入ってきた
「あ、こっちこっち」
俺が
声をかけると
ちょっと
頬を赤らめて
佐々木さんは
俺の前に座った
「すみません
電話なんてしてて
…ちょっと…急用だったので…」
「あ、いいよ
急用だったの?大丈夫?」
「あ、はい
ホント、もう全然大丈夫」
「なら良かった」
佐々木さんは
なかなか
俺と目を合わさず
なんとも
落ち着かない様子
オトコと
お茶くらい
なんてことねーだろうに…。
俺と出会ったあの夜
佐々木さんを殴ったのは
きっと
オトコだろうに…。
「あ、携帯
急用で鳴ったら
気にせず出てもいいからね」
「あ、はい
ありがとうございます
でももう
多分、大丈夫」
そう言いながら
佐々木さんは
ポケットに入っていた
携帯を
カバンにしまった
……?
あれ?
佐々木さんが
チラッと見せた携帯は
さっき車で使っていた
携帯とは
違う色をしていた
俺は、さっきの
佐々木さんの電話の様子が
気になりはじめた
ちょっと
強引に誘いすぎたかな…
ホントは
用があったのかも。
そんなことを
考えていると
佐々木さんが
店に入ってきた
「あ、こっちこっち」
俺が
声をかけると
ちょっと
頬を赤らめて
佐々木さんは
俺の前に座った
「すみません
電話なんてしてて
…ちょっと…急用だったので…」
「あ、いいよ
急用だったの?大丈夫?」
「あ、はい
ホント、もう全然大丈夫」
「なら良かった」
佐々木さんは
なかなか
俺と目を合わさず
なんとも
落ち着かない様子
オトコと
お茶くらい
なんてことねーだろうに…。
俺と出会ったあの夜
佐々木さんを殴ったのは
きっと
オトコだろうに…。
「あ、携帯
急用で鳴ったら
気にせず出てもいいからね」
「あ、はい
ありがとうございます
でももう
多分、大丈夫」
そう言いながら
佐々木さんは
ポケットに入っていた
携帯を
カバンにしまった
……?
あれ?
佐々木さんが
チラッと見せた携帯は
さっき車で使っていた
携帯とは
違う色をしていた