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手探りな絶望

第3章 接近

どっちが
ほんとか・・・。



そんなことを
考えると

俺は尚更
佐々木さんに
興味がわいてきた



「佐々木さん
先週会った
スーパーの近くに
すんでるの?」



「あ、は、はい」



「そうなんだ
俺もあのスーパーの近くに
一人暮らししてんだ」



「そうなんですね
私も、一人暮らしなんです」




「そうなんだ
だからスーパーに?」




「はい」




「自炊?」




「できる時はなるべく」




「すごいね
俺なんて
ほぼほぼコンビニ(笑)」






言っちまった



そう思った



コンビニの話題は
避けてたのに


・・つい




佐々木さんからの
返事は無く

ちょっと
複雑な顔をしていた




「あっそーだ

佐々木さんさ
彼氏とかいる?」




俺は
必死で話題を変更した




「・・いえ」








・・ふ~ん・・。

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