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叶わぬ恋でも君のために。

第17章 切ない再会と悲しい初対面

「何してるの?」




「今…行く…。」



彩さんに尋ねられた秀ちゃんはそう返答してドアに向かって歩き出した時





「柳田秀司さん、ご婚約…おめでとうございます。

上司から聞きました。



末永く、お幸せに…。」








智哉が声を掛けたのだった。






「…ありがとう…ござい…ます。」



ボソッとお礼を言う秀ちゃん。





「ほら、眞子も。」


「…え?」




智哉は私に耳打ちして肘で小突いてくる。




私にもお祝いの言葉を言えと?





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