テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第18章 君のためにできること。

-----------
-------
---




「聞いたよ、部長から。」


相変わらず時間を作って電話をくれる智哉。


デートに誘ってくることもなければ
ご飯に誘われることもない。


「うちの部署と掛け持ちみたいなもんなんだろ?」


「…うん…。」



「馬鹿だな、眞子は…。

自ら辛い道に進むなんて…。」



「…うん…。」



「…大丈夫か?」



大丈夫じゃ…ないけど…。






「大丈夫だよ…。」



そう言ったのに





「はぁ---。ったく…




嘘ばっかりつきやがって寿命縮まるぞ。


もっと自分を大事にしろよ。」





どうしてバレてしまうんだろう…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ